こちらはいただいた相談やあるあるなお悩みにちょっと辛口でズバッと答えていく新コーナー
人生相談に真剣に答えます。
今回のテーマ&お悩みはこちら。
娘(25歳)が付き合って半年の15歳も年上の彼氏にプロポーズされました。正直反対です・・・。
私には社会人2年目の25歳の娘が居ます。最近、半年前からお付き合いしている15歳年上の彼にプロポーズされたと娘から聞きました。
まだお相手の方にも会っていませんが、正直は私は反対です。ロリコンなのでは?とも思うし、半年で結婚って…。15歳も年上の人が娘を本気で幸せにしてくれるものでしょうか。(女性/52歳/主婦)
お母様のご心配、よく分かります。私も年頃の娘を持っていますので、気持ちは重々お察しいたします。
しかし、いくら反対しても、娘の結婚は娘のものなので、最終的には娘が決めるしかないと思います。
では、親は従うしかないのか?いや、私はそうは思いません。
娘の幸せを一番に願い、誰よりも一生懸命思いやるのが親なのです。
なので、親は、必死で反対したり、口をはさんだりしていい、と私は思うのです。
第三者の立場から言わせてもらうと、15歳年上だから、という事はそう問題ではないかも知れません。
世の中には、20歳も30歳も離れた夫婦がうまくやれていることも往々にしてあります。
かといって、親の勧めに従った同士がうまくいっているか、と言えばそうでもない事も多々あります。
だからこそ、あなたの娘さんだからこそ、親のあなたは声を大にして不満に思うこと、心配に思う事、を伝えるべきなのです。
この頃の親は変に物分かりが良すぎると思います。
子供に嫌われたくないから、と一見、賛成を装い、裏では不満が爆発する。
お婿さんに対して、「最初はいいと思っていたけれど、実は気に入らない事がどんどん出てきた。」という友人に
今からでも言えばいいじゃない、というと、嫌われるのはいやだ、と言います。
私には理解できません。
反対に、結婚する前に物凄く反対し、言いたい事を言い尽くして、それでも押し切られ、見事結婚した娘の親はとてもあっけらかんとしていました。
今では、「あそこまで反対しても諦めなかった婿さんは根性あるよ!感心した!」と、今では自慢のお婿さんになりました。
娘の結婚相手とは長い人生の付き合いになります。
だからこそ、私は、最初にぶつかりあって、お互いの納得を得たほうがいい、と思うのです。
その納得のためにも赤裸々になってぶつかる必要があると思います。
んの話をします。女優としても絶好調の時に、無職の男性と結婚されました。
その時に松坂さんのご両親が「あんな男は認めない!無職で、収入もなくて、箸にも棒にもかからない男が慶子をたぶらかしたのだ!」と記者会見をしてました。
結果としては、松坂慶子さんは幸せなられたようです。
二人の子供さんにも恵まれ、夫婦仲もよいとされています。
松阪慶子さんには収入がありましたから、養って貰う必要はなかったのでしょう。
それよりも、傍にいて暖かく包んでくれる人を望んでおり、それが現在の旦那様だったのかなと思います。
高収入、高学歴、イケメンの人が必ずしも松坂さんの心を埋める訳ではないからです。
しかし、親の気持ちも分かります。親の立場からすれば、優秀な娘にはもっと優秀な人が望ましいと思うのは当たり前。
半面、親の反対があったからこそ、松坂さんは自分自身をよく見ることができたのではないか、と思うのです。
ある意味、親の盾は必要ですからね。
親が立てた盾があるからこそ、子供はそれを登ろうとする。
親も、これだけの盾を立てたのにも関わらず、子供が傷つきながら血と涙で登り切る姿を見て、初めて納得できるのではないかと思うのです。
もしかすると、その盾があまりにも高く、登るのを辞めるかもしれない。
そんな時は、それまでの思いだったのだと、判断されてください。
登り切ってからこそ、2人の思いも確かなものになるはずです。
盾はその手助けでもあります。
なので、どうぞ、娘さんと婚約者に、心配な点、納得できない点はどんどん口に出して下さい。
お互い一生懸命やりとりをすれば、道は開けます。
それが、賛成につながる道でなくてもよいと思います。
どうしても反対の思いが強ければそういう思いでも構わないと思います。
その納得点は、人によって違うので正直になるしかありません。
それまでは言い尽くさなければなりませんし、時間もかかると思います。
もし、子供達が待てないときは、それは仕方がないこと。
そうやって、双方、納得がいくまで一生懸命やれば必ず道は開けます。
私の助言は、お母さん自身が納得されるまで、時間をかけ、話合う事をお勧めします。