こちらはいただいた相談やあるあるなお悩みにちょっと辛口でズバッと答えていく新コーナー。
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婚活サイトで出会った人と結婚しましたが、好きじゃないと離婚を切り出されました。
婚活サイトで出会った人と結婚しましたが、半年経った今「やっぱり好きじゃない人と生活できない。」と離婚を切り出されました。
互いに条件がマッチして結婚したのに、旦那の言葉が無責任に聞こえます。
バツが付くのも嫌だし、これは応じるべきなのでしょうか。(32歳/女性/営業事務)
これは・・・とても理解できない状況です。「結婚」「離婚」「好きではない人との生活」「互いの条件」。
ひとつひとつの言葉がとても軽く、意味のない言葉の羅列のような気がしてなりません。
互いの条件とは何でしょう?年収でしょうか?女性の容姿?家柄?
ここではよくは分かりませんが、少なくても、お互いの人間性がとても幼い事を感じます。
結婚とは、お互いで作り上げるものであって、すでにある条件が結婚生活に当てはまるものではありません。
相談者さんの立場で考えてみたいと思います。
「離婚に応じるべきでしょうか?」という問いに対してですが、離婚するにしても、こんな大切な決断をあっさりと済ましてはなりません。
次に向かう為にもここに至るまでの時間をしっかり振り返って下さい。
上手くいかなった原因をきちんと探って、納得し、それから決断してください。
この旦那さんは、結婚した相手に対し、「好きじゃない人だから生活できない」と言ったとすれば、本当にけしからんと思います。
この言葉に何の心も感じません。
例えば、この男性が競技ダンスのパートナーを選んだ後
「君のルックス(容姿)は自分好みだし、それなりのキャリア(条件)もあるから、最初はいいと思ったけど、君はぼくが思うようなダンスをしてくれないので、もうこれ以上は組みたくない。解消します。」
と言っているようなものです。
それならば、同じように女性にも言い分はあるでしょう。
「あなたこそ、私のダンスを全く理解していないし、我儘だし、資金不足(年収)だし、こちらこそ願い下げだわ!」と反撃し、このペアは解消です。
なんとも幼稚なペアですね。こんなペアならいつも予選落ちでしょう。
そしてお互い、自分は悪くないのにペアが良くないからだと、お互いで言い張る様子が見えるようです。
本当に強いペアは、決して相手に要求するだけではなく、まず自分が修練して相手を導こうとする筈です。
相手の言い分を聞き、そして自分の言い分を伝える。
どこが食い違っているのか、お互い探し合い、修復していこうとする。
それが、ダンスの向上に繋がるのです。
しかし、どうしてもうまくいかない事も出てくるでしょう。
頑張っても努力してもうまくいかなくなった時、解消の決断をすると思います。
そして、そこまで一所懸命話合えば、別れの言葉にしても思いやりのある言葉が出てくるはずです。
「お互い一生懸命頑張ってみたけど、どうしても埋まらない溝ができてしまったようだから、ここはお互い再出発した方がいいと思う。お互いのこれからの人生の為に別れの選択をしよう。」
と、こういう言葉が出てきて初めて、次に繋がっていくと思います。
ダンスと結婚生活は同じです。
ダンスだって、今までのキャリアだけで勝負する訳ではありません。
さらに修練して技を磨いて初めて舞台にたてるのです。
未熟な2人が、結婚生活を、ダンスの修練のように努力して積み上げて初めて夫婦になっていくものだと私は思います。
離婚するにしても、もう一度、顔を合わせて本音で語り合ってみましょう。
あなたの方から「すくなくても、これまでの結婚生活を意味がなかった、とは思いたくない。得るものもあった筈だから、そこをお互いしっかり把握しておきましょう。お互い好きになった所があったからこそ、結婚したのだから、よかった事、意味があった事、は、お互い言い合っておきましょう。」と切り出してみて下さい。
こういう本音の話ができるかできないか、で次の人生は大きく違ってくると思います。
もしかしたら、もう一度、旦那様とやり直しができるかも知れません。とにかく、本音をきちんと語る事。
問題を掘り下げて取り組むこと。
こういう行動こそが、今は一番必要な事だと思います。
結果は分かりませんが、少なくても、濃い何かが心に落ちていくことは間違いありません。
頑張って取り組んで下さい!