ブラック企業に務めた女たちのエピソード
近年、結婚や育児をしながら働く女性は増えてきています。
さまざまなハンデを背負いながらもたくましく働いているのに「ブラック企業だった!」なんてこともしばしば。
今回はそんな女性たちのブラック企業エピソードをご紹介します。
ブラック企業の特徴:とにかく休ませてくれない・・・
美容業界で化粧品の販売をする接客業をしています。
1日の労働時間はほとんど休憩もなく12時間…。
休みも月に2~3回しかとれません。
人前に出る仕事である上に、お客様に夢を売る美容業界なのにスタッフみんなの肌のコンディションは最悪。
しまいにはお客様に「あなたが肌荒れしてたらこの商品の信用性を疑う」とまで言われていまいました・・・。
このようなクレームが上にも入り、スタッフは体調管理ができていないと叱られました。
しまいには、肌を綺麗に保つために少ない休みの日に、エステ、皮膚科に行けとの指示まで・・・。(もちろん自腹)
こんな会社早く辞めたいです。(東京都/31歳)
ブラック企業の特徴:残業するとエライという謎の風習
私の会社は日本によくありがちな、残業をすればするほどエライという風習があります。
休日出勤なんかすれば英雄のような扱いです。
私は子供が2人居るので会社に承知を得た上で定時で上がらせてもらっていますが、同じ事務員たちに限っては定時で終わる仕事量なのに毎日残業しているようです。
そのうち、私はやる気のない社員だというレッテルを貼られるようになってしまいました。
私からしてみれば、その仕事量で残業する方が無能だと思いますが・・・。
明日も嫌味を言われながらも戦います!(福岡/27歳)
ブラック企業の特徴:まるで宝塚学校のような厳しい会社
私が働いていた小さな会社は、全員大声で社訓を叫ぶ朝礼から始まるような会社でした。
先輩社員とすれ違うときは、挨拶をして深々とおじぎをしながら道をあける、声が聞こえなかったら何度も言い直される・・・。
新入社員なんかは声が枯れるまで挨拶の訓練をさせられています。
暑苦しいくらいの熱血っぷりが私には合わず、すぐに退職しました。
まるで宝塚学校なような会社でした。(神奈川/26歳)
ブラック企業の特徴:入社すると引き継ぎもなにもいない
中途で入社しました。いざ入社すると、私の引き継ぎの人はおろか、入社して間もない社員しかいませんでした。
どうやら、社長を抜かして誰ひとりとして長く務めている人はおらず、みんな手探りで仕事をしているようでした。
また、正社員での入社だったにも関わらず、まともな手続きもありません。
不安が多すぎるこの会社は、半年も経たずに退社しました。
どうやら今はすでに倒産したようです・・・。(35歳/愛知県)
「タダ残業が多い」「休みがとれない」「正当に評価されない」など、ブラック企業の要素はさまざま。
入社前にそれを見極めることは難しく、働き出してから気づくケースは多いようです。
我慢できない場合は無理をせず、自分らしく働ける環境を根気強く探しましょう。