こちらはいただいた相談やあるあるなお悩みにちょっと辛口でズバッと答えていく新コーナー
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仕事をしながら小さな子どもを育てるシンママです。正直辛い。
この大変な時期の乗り越え方を教えてください。
仕事をしながら小さな子どもを育てるシングルマザーです。疲れがたまった休日、せっかく子どもと過ごせる時間のはずなのに、自分ひとりの時間が欲しいと辛くなってしまいます。体力的にも、精神的にもいっぱいいっぱい。手がかかるのもこの時期だけとは思っていますが、この大変な時期の乗り越え方やアドバイスがあったら教えてください。(31歳/女性/保険営業)
シングルマザーでの子育て、大変だろうと思います。
よく頑張っていますね。とても偉いと思います。
少子化が叫ばれる中、1人で働きながら子育てしているあなたは、それだけでも充分社会に貢献しています。
毎日仕事をして、それでいて、空いている時間は全て子供の為に過ごすいい母親でなければならない、と頑張り過ぎないでください。
人の器は決まっています。そしてその器の容量は自分にしか分からないのです。
器の容量を超えると自分自身に振りかぶってきます。
その溢れ出たものは、最後には「鬱」という病気さえ引き起こす可能性もあります。
私はとても食いしん坊です。
なので、私の「美味しいもの」は人にあげたくないタイプです。
よく、子供が欲しがったら、自分の分を割いてでも子供に食べさせるのが〈親の愛〉などと言う人がいますが、私は違いました。
息子が自分のステーキを食べ終わり、「お母さんの分も頂戴!」というと、私は、「嫌だ、これはお母さんのもの。」と言っていました。
私なりの哲学なのですが、もし、私が自分のステーキを息子に食べさせたら、その分を期待してしまうと思うのです。
お母さんは、あなたの為に食べたいものを我慢して育てたのよ。
だから、お母さんに感謝して将来その分返してね。
そんな事を強要してしまう親になる気がしたのです。
勿論、私のような偏屈な考え方ではなく、純粋に子供の為に自分のものを惜しげなく差し出す親もたくさんいるでしょう。
でも私は器が狭いので、自分らしくない行動はしない、と決めて子育てしました。
子供も大きくなれば、押しつけがましい親よりも、干渉しない親を望む筈。
なので、干渉しない親になる為にも、自分らしくあろう、そんな思いが私にはありました。
人の器の容量は決まっています。子供にとって親はたった1人です。
世の親レベルの平均がどこにあるかは分かりませんが、要は親が自分の容量をよく知って、自分らしく育てて生きる事が最もベストな生き方だし、それが幸せに結びつくと思うのです。
だから、あなたも、自分の時間が欲しい時は作ってください。
それが、あなたらしい生き方のポイントです。
釣りバカ日誌のハマちゃんは、週末は釣り三昧ですが、月に1度、みちこさん感謝デーを作っています。
その日は、日頃頑張ってくれている奥さんに感謝をする1日なのです。
その日が1日あるだけで、みちこさんはとても幸せでいられる。
あなたも自分感謝デーを作りましょう!
月に一日、半日でもいい。自分だけの時間を、自分の為に作ることをお勧めします。
休日でも一時預かりをしている保育園があります。
デパートでも、短時間の託児システムを準備している所があります。
その半日で、映画を見てもいいし、おしゃれなカフェでティータイムしてもいい。
その自由な半日は自分の生き方にとって、とても大切な時間です。
必要経費であり、必要不可欠な時間です。
決して、贅沢な時間ではありませんよ。
きっと、その半日を過ごすと、よし、また頑張ろう、と思えるし、子供に対しても向き合えるいい刺激になります。
日本人のママは基本真面目ですから、病気や用事がない限り、自分の遊びの為に子供を預けるなんていけない事、などと思ってしまうものです。
でもきっと子供は、「ママのステキなリフレッシュの為なら喜んで預けられるよ!」と心で言っていると信じて下さい。
自分に無理をせず、自分なりの頑張りで、時には自分に甘く、ゆるい子育てしてみてください。
大丈夫、子供は自分の母親が大好きなのです。頑張らず、開き直る日も必要です!