こちらはいただいた相談やあるあるなお悩みにちょっと辛口でズバッと答えていくコーナー。
人生相談に真剣に答えます。
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婚活パーティで沢山の人と出会い理想が高くなりました。しまいには結婚には何が大切かわからなくなってしまいました・・・。
婚活サイトやパーティなどを通して、沢山の人と会いました。変な方も居ましたが、素敵だと思える人にもたくさん会えました。
ただ、もっと優しい人、かっこいい人、お金持ちの人と、どんどんと自分の理想が高くなるばかりです。
はじめは色んな出会いを楽しんでいましたが、今では結婚には何が重要で大切なのかがわからなく疲れてしまいました。
そんな私に何か喝をいれてください。(女性/27歳/編集)
なるほど。とても正直なコメントだと思います。
現在の女性の結婚観を代表するような意見です。
結婚観とは人様々だと思います。
例えば、明治時代、炭鉱王と称された伊藤伝衛門は、50歳の時に25歳だった柳原燁子(華族)と結婚し、お金にものを言わせ、燁子の為なら何でもやったと言われています。
しかし、燁子は若い男と駆け落ちし、事もあろうことか離縁状を新聞社に掲載させました。
お金があっても幸せな結婚生活にはならなかった一例ではないかと思います。
結婚とは、相手に何か(お金や優しさ)を求めるのではなく、自分が相手に何をしてあげられるのか、から探る事ではないか、と思います。
そして、お互いがお互いを思いやり、そこが基準となり、お互いで作り上げていく人生、これが結婚なのではないか、と思います。
私が一番好きなプロポーズの言葉に、釣りバカ日誌に出てくる浜ちゃんのセリフ、というのがあります。
浜ちゃんの恋人、みち子さんの父親から、
「君はみち子と結婚してみち子を幸せにしてくれる自信があるかね?」という問いに対して、浜ちゃんはこう答えます。
「僕と結婚してみち子さんが幸せになるかどうかは、分かりません。でも、みち子さんと結婚できたら、間違いなく、僕が幸せになる自信があります!」と答えます。
そして、みち子さんは「お父さん、結婚を許してください。私は、浜ちゃんを愛しているから幸せにしてあげたいの!」と言います。
とてもステキなエピソードだと思います。
昔は、「俺について来い!幸せにしてあげるから。」というのが男らしい、プロポーズとされていました。
でも、今は、少し違うような気がします。「幸せにしてもらう」のではなく、「一緒に幸せになろう」ではないか、と思います。
勿論、人それぞれなので、一概にこれだ、と言えるような事でもないと思いますが、少なくても、相手に求めず、自分自身をよく知った上で、伴に歩めるパートナーを、自分の感性で探していくのが一番ではないでしょうか?
年収が高い人、を理想にするのではなく、金銭感覚が共有できるかどうかをポイントにして下さい。
金銭感覚の共有は大切です。
自分のものには高級品思考でも、婚約者の家族へのプレゼントには全く無頓着で、出し渋ったりする男性はいかがなものか、と思います。
また、いつもは優しくみえても、大事な所で優柔不断な面を見せ、大事な決断から逃げてしまいがちな男性もどうかな、と思います。
相手の話を聞かず、いつも自分の話をする男性。自分自慢、家族自慢を繰り返す男性。
いくら高学歴でも、こういう男性と結婚すると毎日がとても疲れると思われます。
きちんと目を見て相手の話を聞いてくれる男性を見つける事が大切です。
今後は、そういった面を注意してお付き合いしてみるとよいと思います。
しかし、最初に言ったように相手に求めるだけではなく、まずは自分自身を推し量る事も忘れずにいてください。
相手に求める事は自分にも求められている、という事を忘れずに。
まず自分自身の立ち振る舞いを正してから、相手を見る。
そういう真摯な目と、真摯なお付き合いこそが、幸せな結婚に繋がっていく、と確信しますよ!