女子の憧れ、それは素敵なプロポーズ!
大好きな彼からのプロポーズはどんなものかと胸を躍らせている女子も多いはず♪
今回は筆者が夢に見ているプロポーズをご紹介したいと思います♪
女子がきゅんとする☆プロポーズシチュエーション!@思い出の場所編
「今日は付き合って4年目の節目だから、思い出の場所巡りに出発したいと思います!」
彼はいつもデートの時はノープランなのに、今回はやけに張り切っていろいろと企画するから何も考えずに付いて来い!と私に前日からメールで言っていた。
…思い出の場所巡りって…そんな大した場所に行って無いじゃん。
「…それって楽しい感じ?」
「おぅ!絶対に楽しい自信がある!俺が言うから間違いないんだって♪」彼は本当に自信があるようで、とても楽しそうに準備を始めていた。
@二人が出会った公園
一番初めに向かったのは、彼と私が出会った公園。
この公園で私が一人で本を読んでいたら、風で転がる帽子を追いかける彼を見つけた。
帽子を手にとって彼に渡すと、私が持っていた本を指差して「この本、好きなんですか?」と話しかけてきたのが出会ったきっかけ。
何ともまぁ少女マンガのような出会いにも見えるけれど、そのとき読んでいた本は哲学書。その当時私は哲学科の大学生。
二人でしみじみとベンチに座って懐かしい風景を楽しんでいると、彼がいきなり言った。
「ここで俺からマリにプレゼントです!」
彼は右手で私の手をくいっと持ち上げ、左の手に持っていた飴をポンと私の手に乗せてきた。
…なんだ、ただの飴じゃん…と思ってよく見ると、飴のラベルのところに何か貼られていて、《次はどこへ行くでしょうか?》と書かれていた。
@初デートのファミレス
二ヶ所目は彼と初めてご飯を食べに行ったお店。洒落たお店でもない、ただのファミレス。
彼と初めてのデートで歩いてたら雨が降ってきて、このファミレスまで誘導してくれたんだっけ。
「あの日ここでパンケーキ食べたなぁ、チョコバナナのホイップいっぱいのやつ。」
「マリが食べたいなら頼んでもいいよ。」
彼のお言葉に甘えてチョコバナナパンケーキとドリンクバーを二つ注文した。
彼は注文が終わると同時に席を立ち、ドリンクバーにコーヒーを入れに行って、二つのカップを手にとって戻ってきた。
「いつものでございます。」
彼がウェイターのように私のところにカップをカチャンと置いた。
チョコバナナパンケーキが来て、嬉しそうに食べている私の顔を見て彼も嬉しそうにコーヒーを飲んでいた。
パンケーキを食べ終わっても、初めて出会った日のよう楽しく話した。
こんなに喋ったのって久しぶりってぐらい、好きな話で盛り上がることが出来た。
@告白された教会前
ファミレスを後にして彼のバイクの後ろに乗って最後に移動した先は、彼が私に告白した場所。
「さて、到着しました!俺達の運命の場所!」
今日一番のテンションで彼が私に話しているこの場所、町外れの小さな教会の前。
教会に付いたころにはすでに夕方になりかけていて、赤い夕日が空を染めていた。
「俺、人生で初めて告白したからマジであの時緊張してたなぁ。」
「そうだったんだ?でもガッチガチに緊張してたの覚えてるよ(笑)」
ここでも少し座ってそのときの話で盛り上がっていた。
彼がどんな言葉を用意していたのか、どうしてこの場所を選んだのか、どうして私を選んだのか。
付き合ってから今まで一度も聞いていなかった告白のエピソード
を聞いて、何だかすごく新鮮な気持ちになった。
すると彼が鞄の中をガサゴソと漁り、「あれ?あれ?ここに入れてたのに…」と何かを探し始めた。
彼が鞄から取り出したのは茶封筒。
すると彼は立ち上がり、「さ、行きますよ。」と言って教会のドアに手を当てた。
「ちょっと…勝手に入ったらまずいって!」
焦る私に親指をグッと立てながら、教会の中に率先して入る彼。
教会の中にはいくつかの長い椅子が用意してあり、その奥には大きな十字架とステンドグラスで彩られたマリアの絵が飾られていた。
彼は最前列にある教壇の前まで私を連れて行って、私に向き合った後に真剣な顔で言った。
「俺はずっとあなただと決めていました。だから…これにサインしてください!」
茶封筒を差し出され、困惑する私。
意味が分からなかったけれど…その封筒を受け取り、中を確認してみた。中には婚姻届が入っていて、彼のサインがすでに記入されている状態だった。
「ごめん、もっと可愛い封筒に入れる予定だったんだけど…」
「そういうことじゃない、これって…」
彼は今にも顔から火が出るのではないかといわんばかりに顔を真っ赤にして、「…不器用ですが僕なりのプロポーズです。」と言って真下を向いて固まってしまった。
気恥ずかしいやら何やら、その姿を見ていると何だかおかしくなって思わず吹き出してしまった。
「これからもよろしくおねがいします。」
彼が顔を上げて「まじで?ほんとに?」と目を大きく開けてびっくりしている姿を見て、また笑ってしまった。
「よかった~…よかった~…こんな俺でよかったらほんとに結婚してください…。」
彼はへなへなになった口調でそういうと、ぎゅーっと強く抱きしめてくれた。
私はその姿があまりにも可愛すぎて思わず涙が止まらなくなって、うんうんとうなずくことしか出来なかったけれど、本当に嬉しかった。
いかがでしたか?思い出の地を巡るプロポーズ、とてもロマンティックですよね笙。
不器用なプロポーズでも、女性には嬉しいものです♪精一杯の気持ちでトライしてみてくださいね♪