プロポーズエピソード紹介集。自分の気持ちを伝えられるようになったら・・。
彼とは友達の紹介で付き合い始めました。
「絶対○○に合う人がいるから、この紹介うけてよ」と半ば強引に紹介されて、彼と連絡先を交換した私。
あまり男性とのお付き合いをしたことがなかった私にとっては、なにもかもが初めて。
2歳年上の彼だったので、デートの計画などはいつも彼任せでした。
そんな彼とも何回目かのデートで江ノ島に行って鐘を鳴らし、願い事が叶うといわれている鍵をくくりつけにいき、無事お付き合いがスタートしました。
付き合ってからは積極的に自分の意見を言って、引っ張っていってくれる彼。
人に意見をいうのが苦手でついつい自分の気持ちを我慢してしまう私。
正反対だけれど異なるからこそ相手に興味が出て、どんどん彼の魅力に惹かれていきました。
「今日何食べたい?」と彼からのいつもの連絡。
「なんでもいいよ。食べたいものあったら合わせる」
「じゃあパスタにしよう!」
(昨日友達とちょうどパスタ食べに行っちゃったんだけど・・。)
「うん。そうしよう。パスタ食べるの楽しみだな~」
幼いときから誰かに合わせて生きてきていたのでそれが普通だと思っていたし、自分の気持ちを主張することで相手を嫌な気分にさせたり、揉め事になったりするよりは、自分が我慢すればいいだけだと思っていました。
そして、とある日デートの約束をしたときのこと。
「明日さ、横浜にアスレチックがあるみたいなんだけど、そこに行かない?前からいきたかったんだよね」
(明日は生理なんだよなあ。だけど、そんなの自分のことだし、薬のんでいけば大丈夫か・・)
私は内心不安でしたが、いつものように快諾しました。
「うん。楽しみにしてる。」
翌日になり、体調が悪い中アスレチックにいくことに。
走り回り、次々とアスレチックを進んでいく彼。
私も一緒に走り回りたいけれど、体調が万全でないために見ているだけになってしまいがちに。
すると彼がいきなり「もしかして体調悪い?」と聞いてきたんです。
まっすぐ目を見て聞かれるとごまかすことも出来なくなり、昨日から体調があまり良くなかったことを正直に話しました。
すると、いつもおしゃべりな彼が急に黙りました。
私のいつもの癖で、自分の気持ちを出したことで機嫌悪くさせてしまったと思い込んでいると・・。
「あのね。○○は自分の気持ちをあまり表面にださないよね。それは長所でもあるけど短所でもあると思うんだ。」
私は下を俯いたまま聞いていました。
「これから○○と付き合っていって結婚してそれからもずっと○○が我慢しているようだったら、それは○○が辛いし苦しいと思うんだよね。だから俺の前では我慢しないでほしい。」
いきなり結婚という単語を出されて驚いてしまいましたが、彼はそのまま続けました。
「もっとぶつかってきて欲しいよ。○○が自分の思いを出せるようになったら、俺と結婚してほしい。」
あまりにも突然のプロポーズでした。(私が我慢しがちなこと、全部分かってたんだ・・。)
それからなかなか自分の気持ちを伝えるのに時間はかかりましたが、ゆったり話をきいてくれた彼のおかげで少しずつ出せるようになってきました。
性格の違う私たちだけど、理解しようとしてくれる彼と伝えようと努力するようになった私。友人が言った通り、相性が良いのだと思います。
そんな私たちは、今度のクリスマスに入籍する予定です。