エピソード紹介集。元彼に遭遇してやきもち!!思わず結婚話に・・。
彼女のことを第一優先にする。その分、彼女への嫉妬心も強くて独占欲も強い男性。
いわゆる、世間から「ソクバッキー」と呼ばれるような男の人とばかり付き合ってきた私。
そういう人としか付き合ったことがなかったから、ミニスカートを禁止されることや男性の連絡先を消去されることが、大しておかしなことではないと思っていました。
友達からは「またそんなのと付き合ってるの?男運がなさすぎ」と同情され、悲しい気持ちになることも。
「私が好きなんだからいいんだ。」と跳ね除けるものの、結局いつも浮気をされて別れるという結果だったため、自分でも男性を見る目がないなあと別れるたびに落ち込んでいました。
そんな悲運な日々を送る中、趣味のスノボに行ったとき、食堂で列に並んでいたところ、声をかけてきてくれたのが彼。
いわゆるナンパというものだったけれど、おしゃべりが達者な感じでもなく「友達と来ているんですか?」と質問してきた彼は耳まで真っ赤になっていて、女性慣れしていないということが一瞬にして分かるような男性でした。
連絡先だけ交換をしてその場を離れたけれど、付き合うのに時間なんてかかりませんでした。
連絡を取り合ううちに住んでいるところが近所であるということがわかり、なんだか運命を感じ始めていた私。
3回目かのデートで告白され、晴れて付き合うことになりました。
彼にふとした時、「なんでいつもズボンばかり履いているの?」と聞かれた私は、質問の意味が理解出来ませんでした。デートでもスカートは履いてはいけないものだと思っていたからです。
今までの彼の話をしたところ、彼は驚いて「俺はそんなこと強要しないよ。これからは好きな洋服を着なよ?男友達だっているだろうから、大切にしたらいいよ。」と言いました。
男友達と連絡を断っていた私は嬉しくなり、それからは男の子も混ざった地元の友達と大人数で遊ぶこともありました。
彼にも前もって話しておけば、もちろん嫌がることはありませんでした。こんな恋愛もあるのだな・・と驚きっぱなしながらも、彼とはとても上手くいっていました。
とある日、彼とお台場でデートをしていた時のことです。
以前付き合っていた束縛彼氏と偶然会ってしまったんです。急いで顔を背けたものの、こちらに向かってきて話しかけられました。
「デートなのにずいぶん露出した格好してんじゃん。お前も変わったな」
今思えば、今の彼に対抗してきていたのだと思います。
何も言い返せないでいると、隣にいた彼がいつもの優しい口調とは明らかに異なる声色で話し始めました。
「俺は自分の彼女に自分好みになってもらおうとは思いません。もうすぐ彼女とは結婚する予定で・・結婚しても相手を支配するような夫婦にはなりたくないと思ってます。」
私はいきなり言い返した彼の言葉に唖然として、一言も発せずにいました。元彼は不快そうな表情をしてその場を去って行きました。
事態は無事収束しましたが、私は心臓がドキドキが鳴りやみません。
だって結婚の話なんて一度も出たことがなかったから。
「・・ごめん。前付き合っていた人見てヤキモチ焼いちゃった。プロポーズもまだだったのに、止められなかった。」
その翌日の私の26歳の誕生日、彼から改めてプロポーズをされました。
婚約し、今年中に入籍予定です笙・